VESA規格とは?最適なモニタースタンドの選び方

VESA(ベサ)規格とは?

VESA規格とは、テレビやモニター・ディスプレイの背面にある、スタンドなどに固定するための金具やネジ穴の位置を定めた国際標準規格で、Video Electronics Standards Associationの省略です。VESAマウント規格やFDMI(Flat Display Mounting Interface)とも呼ばれます。

VESA規格を選ぶメリット

VESA規格に対応していれば、ディスプレイやテレビ、モニタースタンドがそれぞれ異なるメーカーの製品であっても、問題なく組み合わせて使用できます。幅広い互換性があるため、将来モニターを買い替えた際にも、同じモニタースタンドをそのまま使い続けることも可能です。

VESA規格とディスプレイのサイズについて

縦横が 75mm×75mm 間隔のものは「VESA75」、100mm×100mm 間隔のものは「VESA100」と規格で定められ、主に12~24インチのディスプレイやモニター・テレビなどに使用されています。

また同様に、それ以上のサイズのディスプレイでは200×200mm、またはその等倍の規格が使用されています。(ディスプレイのサイズや比率に合わせて規格以外の間隔も適宜使用されています)。

12~24インチ(小型・中型ディスプレイ)向けの主な寸法

PCモニターや小型テレビに広く採用されている代表的な規格サイズ(横mm×縦mm)です。
75×75mm:モニターアーム等で最も一般的な小型サイズ
100×100mm:多くのPC用ディスプレイで採用されている標準サイズ
200×100mm:中型モニターや横長ディスプレイ等で見られるサイズ
12~24インチモニターのVESA規格一例(小型~中型サイズモニター・PC用ディスプレイサイズ)図表

24インチ以上の大型モニター・大型テレビ向けの主な寸法

大型ディスプレイでは、以下のような規格サイズ(横mm×縦mm)が広く採用されています。
中型〜大型ディスプレイ用: 200×200mm / 300×200mm / 300×300mm / 400×200mm / 400×400mm
超大型ディスプレイ・テレビ用: 600×200mm / 600×300mm / 600×400mm / 800×200mm / 800×400mm
24インチ以上モニターのVESA規格一例(中型~超大型サイズディスプレイ・テレビ用サイズ)図表

VESA規格のネジについて

VESA規格のモニタースタンドや金具には、「M4」や「M6」のネジが多く採用されています。長さは10mmのものが多いですが、重量や厚みなどの関係で製品によって違いがあります。詳細は、お使いになりたいディスプレイおよびモニタースタンドの取扱説明書などをご確認ください。

基本的にビットストロングのモニタースタンドや金具にはネジが同梱されております。

VESA規格に対応しているかを確認

ご自身のテレビやモニターがVESA規格に適しているかどうかは、取扱説明書の記載を確認するほか、背面のネジ穴の間隔を直接測って調べることが可能です。お使いのディスプレイ等のメーカーのホームページにも記載されていますのでご確認いただけます。

VESA規格に対応していないモニターの場合

VESA規格に非対応のモニターの場合は、一般的なモニタースタンドを取り付けることはできません。また、プレートを取り付けるため基本的にモニターの背面がフラットであることも重要です。

VESA規格に非対応のモニターやディスプレイをご利用の場合は、VESA規格に変換するアタッチメントなどを使用することにより、VESA規格のモニタースタンドに適合できる場合があります。

VESA規格に対応したモニタースタンドは、使用する用途や設置場所に合わせて、さまざまな種類から最適なモデルを選ぶことができます。

タイプ別モニタースタンドの特徴

カテゴリー 床置き 卓上置き 壁取り付け 天井取り付け
スタンド【ローラー式】 〇 ー ー ー
壁寄せ・台座式 〇 ー ー ー
デスクトップ ー 〇 ー ー
壁掛けタイプ
(角度調整無・角度調整有)
ー ー 〇 ー
アーム式 ー ー 〇 ー
天吊り式 ー ー ー 〇
メリット 置きたい場所に設置できる デスクスペースを有効活用 倒れにくい 倒れにくく、配線が隠せる
注意点 移動時に配線や電源コードに注意が必要 おじぎ(モニターが自然に下を向く)現象が起こることがある 取り付ける壁に強度が必要 専門業者や電気店などによる取り付け工事を推奨

失敗しないモニタースタンドの選び方

スタンド【ローラー式】

スタンド【ローラー式】
ローラー(キャスター)がついていますので、お掃除の時などに移動させることが可能です。上部に重心があるため、転倒に注意が必要です。
使用例:ダイニング、店舗フロア、イベントスペースなど

壁寄せ・台座式

壁寄せ・台座式
大型タイプのモニターやディスプレイを安定して設置できます。配線を隠せるものもあります。
使用例:リビング、オフィス、ショッピングモール、休憩エリアなど

デスクトップ

デスクトップ
卓上に置くタイプのほか、固定金具(クランプ)を使用して側面などに固定するタイプもあります。デュアルモニターを設置できるものもあり、限られた卓上スペースを有効活用することができます。
使用例:作業用デスク、在宅ワーク用デスクなど
壁面に直接取り付けるウォールタイプで、強固な面に取り付けることから倒れにくいという特徴があります。
使用例:病院の待合室、オフィスの会議室、シアタールーム、子供部屋など

アーム式

アーム式
壁掛けタイプの中でもアーム式のものは、モニターの角度が大きく変えられるため、広い角度で鑑賞したい場合におすすめです。
使用例:リビングとダイニングとの併用、モニターを使って説明をおこなうカウンターなど

天吊り式

天吊り式
接地面が不要で、動線を遮ることなく空間を広々と使えます。また配線をセンターチューブに隠せるためおしゃれなレイアウトにも好まれます。
使用例:飲食店、スポーツバー、ホール、キッチン、寝室など

 

主なモニタースタンドの取り付け方

DIYが得意な方は、ご自身での取り付けも可能です。モニター裏のネジ穴に、モニター取り付け部分のアダプタをネジで取り付けます。基本的にはビットストロングの製品はネジが同梱されていますが、モニター裏のネジ穴のサイズをお知りになりたい時は、ご利用のモニターの取扱説明書やメーカーのホームページなどを確認するようにしてください。
20kg以上のモニターの場合は、2人以上での作業を推奨しています。

壁掛けタイプや天吊り式は、電気店や専門業者に設置工事を依頼して設置する場合もあります。モニターサイズや設置環境などにもよりますが、作業費用は数万円程度からとなっているようです。

よくある質問

Q: モニタースタンドは個人で取り付けることが可能でしょうか?
A: DIYが得意な方であれば個人での設置も可能です。各種ネジ類が同梱されていますので、お使いのモニターとモニタースタンドの両方の規格をご確認ください。また、モニター重量が20kg以上の時は2名以上での取り付けを推奨いたします。
Q: モニタースタンドを自分で取り付ける際、一番注意すべきポイントは何ですか?
A: 最も重要なのは「モニターの重量」と「VESA規格の寸法(ネジ穴の間隔)」がスタンドの対応範囲内に収まっているかの確認です。また、安全性を考慮し、20kg以上のモニターを取り付ける場合は2人以上で作業をおこなうようにしてください。製品知識に不安がある場合や、特殊な壁面・天井へ取り付ける場合は無理せず専門業者へ依頼することをおすすめします。
Q: ローラー式のモニタースタンドは移動させながら使っても大丈夫ですか?
A: 長距離を移動させながらの使用は想定されておらず、故障や転倒の原因となります。移動は平らな床面で数十センチ程度の位置調整に留めてください。また、移動時は上部の重心がブレやすいため、十分な注意が必要です。
Q: 倒れにくいモニタースタンドはどのタイプですか?
A: より高い安定性を求める場合は、柱や下地にしっかりと固定できる壁掛けタイプや、天井に直結する天吊り式が比較的有利とされています。卓上でのご利用の場合は、デスクトップの中でもクランプ(固定金具)を使用したタイプがおすすめです。ただし、設置する環境や経年劣化によっても強度は変わるため、定期的な点検をおすすめします。
Q: 賃貸住宅でもモニタースタンドや壁掛け金具は取り付けられますか?
A: 賃貸住宅の場合、壁に大きな穴を開ける必要のある壁掛けタイプや天吊り式は原則として難しいケースが多いです。壁を傷つけたくない場合は、床置きの壁寄せ・台座式や、卓上に設置するデスクトップタイプ、あるいはローラー式などの選択をおすすめします。
Q: モニターのVESA規格のサイズ(ピッチ)が分からない場合はどうすればいいですか?
A: お使いのモニター背面のネジ穴(4箇所)の間隔を、メジャーなどで実際に縦・横それぞれ測ることで判明します(例:間隔が100mm×100mmなら「VESA100」)。また、メーカーの公式サイトや取扱説明書の「仕様(スペック)一覧」の項目でもVESA対応状況を確認できます。
Q: デュアルモニター(2画面)で使う場合、スタンド選びで気をつけるべき点は何ですか?
A: 2画面を支えるため、スタンド自体の「耐荷重」と「対応インチ数」が合計の重量とサイズを十分にクリアしているか確認が必要です。また、デスクトップ用のデュアルアームなどを使用する場合は、設置する机の天板の厚みや強度が耐えられるかも事前に必ず確認してください。
Q: モニターの角度を頻繁に変えたいのですが、どのタイプが適していますか?
A: 角度や高さを柔軟かつスムーズに変更したい場合は、可動域の広いアーム式や、角度調整有の壁掛けタイプ、または天吊り式の中でも角度調整が可能なタイプなどが最適です。固定式の金具やモニタースタンドを選ぶと後から角度を変えられないため注意が必要です。
Q: モニタースタンドや金具を設置した後に、配線をごちゃつかせないコツはありますか?
A: 電源ケーブルなどの配線は、モニタースタンドの支柱やアーム裏に備わっている「ケーブルホルダー」や「配線カバー(センターチューブ)」の中に通すことですっきりと隠すことができます。見た目がきれいになるだけでなく、コードが引っかかるトラブルも防げます。

モニタースタンドをかしこく使って快適な環境に!

設置場所と利用用途にあわせたモニタースタンドを使用することで、住環境の快適さやビジネスのパフォーマンスを向上させることが可能です。VESA規格の製品を選べば、メーカー間の互換性もあり選択肢の幅が広がります。

「デスクが狭い」「人が通る時によくぶつかる」などの問題が発生する時には、一度モニタースタンドの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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