動物用体温計

ビジオフォーカス Animal | ビジオフォーカス VET

動物の体温を目の表面から非接触で測定

動物の目の表面から体温を測定する新しい体温計

今までは、動物の体温を測定する際は、動物の肛門に体温計を直接挿入して測っていました。
これは動物にとってストレスとなり、動物が暴れて体内を傷つける危険性がありますし、測定時に体温計の洗浄やカバーの装着が必要になります。

そこで、人間用の非接触体温計の先駆けとなったイタリアのテクニメッド社が、新たに非接触式の動物用体温計を開発しました。

ビジオフォーカス Animal、ビジオフォーカス VETは、動物の体温を目の表面から非接触で測定することができる、まったく新しい体温計です。





動物用非接触式赤外線体温計はこちら

体温測定

本製品では、測定センサーの両側から異なる形状のライトを照射し、その集束点に合わせて体温を測定します。これにより、常に一定の距離・角度で測定をすることができ、再現性の高い測定を行なうことができます。(独自特許技術)このライトは目に照射しても安全なLEDライトですので、安心してお使いいただけます(EN 62471準拠)。また、手動の補正システムで周囲の環境温度に数秒で対応させる機能を搭載しており、正確な体温を測定することが可能です。

目で測定するのが難しい場合は、肛門で測定してください。

ユーザーが設定する補正値

最近さまざまな場面で見るようになった人間用の非接触体温計では、体表面温度から体温に換算して表示します。
しかし、この換算に用いる値は動物の種類や体サイズ、測定する部位によって異なるため、体温を測りたい動物に合わせた設定が必要になります。
ビジオフォーカス Animal、ビジオフォーカス VETでは、動物の目の表面から赤外線を読み取って表面温度を測定し、それを直腸体温と同等の値に換算します。
その際、イヌやネコ、ウサギなどの様々な動物に対応するため、換算に用いる補正値をユーザー側が設定することになります。
そのため、本製品では購入時にまず補正値を調整していただき、測定体温を測りたい動物の平熱を参考に設定いただく必要があります。

よくある質問

ビジオフォーカスAnimalとVETの違いは何ですか。
動物用ビジオフォーカスでは、体表面温度の実測値に対し、直腸測定体温と同等となるような補正をかけて体温として表示しますが、直腸温度と体表面温度の差は動物の種類や体サイズなどによって異なるため、犬と猫、大型犬と小型犬に対して同じ補正値を用いることはできません。
ビジオフォーカスAnimalは、この補正値を1つだけ本体に記憶させることができるので、特定の動物のみを測定する方(ペットの飼い主、牧場経営者)におすすめです。
ビジオフォーカスVETは、専用のスマホアプリを使って補正値を同時に3種類まで記憶させることができるため、不特定多数の動物を診る方(動物病院、獣医)におすすめです。
ビジオフォーカスによる角膜測定温度と、従来の体温計による直腸測定温度の差はどの程度ですか。
工場出荷時の状態(補正値0.0)で測定した場合、およそ1~1.5℃、ビジオフォーカスによる測定値が低くなることがあるようです。
この温度差は動物の種類や体サイズによって異なるため、あらかじめ、対象の動物が健康な時に測定して測定値を直腸体温の平熱と比較し、その差を手動で入力していただいたうえで、その後の測定に用いるのが想定されている使用方法です。
ビジオフォーカスAnimal、VETの測定距離ガイドライトは目に投射しても大丈夫ですか。
ビジオフォーカスのガイドライトはLEDであり、EN 62471に準拠した安全なライトですので、目に直接投射しても問題ありません。
目にライトを投射して測定すると動物が暴れませんか。
動物の種類や性格にもよりますが、目からの測定を嫌がることもあるようです。
その場合は、肛門、耳、歯茎など、毛の生えていない部位からの測定が可能です。
ただし、その場合は事前に補正値の設定を変更していただく必要があります。
犬や猫以外の小動物への使用は可能ですか。
犬や猫以外の動物からの体温測定も可能です。
ただし、小型の動物では目が小さく、目からの測定が困難になりますので、その場合は毛の生えていない他の部位からの測定が可能です。

運用施設

動物病院

ペットショップ/トリミングサロン/ペットホテル

ブリーダー

動物保護施設

ペットの健康管理

活用例

診察/経過観察

滞在中の健康管理


子犬の体温管理


介護

室温管理

食事の温度管理

ベッド/マットの温度管理


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