ジョイント金具(連結金具)とは?種類・選び方・用途をわかりやすく解説|DIY初心者に向けて

ジョイント金具(連結金具)とは?DIYで活躍する便利な金具

ジョイント金具とは、補強金具や連結金具とも呼ばれ、一般的に椅子やベッド、机、棚などの補強・補修や連結に使用され、おもに木材同士をしっかり連結・固定する金具として、DIYなど幅広いシーンで使用される金具です。

この記事では、「どの金具を選べばいい?」「取り付け方が分からない」という方に向けて、ジョイント金具の種類や選び方、使い方を詳しく解説します。

ジョイント金具(連結金具)にはどんな形状がある?

ジョイント金具には、用途によってさまざまな形状があります。DIYでは、作りたいものや固定する場所に合わせて選ぶことが大切です。

  • I字金具(ストレート・フラットタイプ):おもに木材同士の一直線の補強・補修や連結
  • L字金具・直角形状(L字金折型):おもに木材などのコーナー部分の補強・補修や連結
  • T字型金具:おもに木材同士をT字に組み合わせる際の連結・補強
  • 長孔(ながあな)タイプ金具:穴の形状が長孔になっており、取付時の穴位置の微調整が可能
I字ジョイント金具
I字ジョイント金具
L字ジョイント金具
L字ジョイント金具
T字ジョイント金具
T字ジョイント金具
長孔タイプ・ジョイント金具
長孔タイプ・ジョイント金具

ジョイント金具(連結金具)にはどんな材質がある?
材質別、201ステンレス・304ステンレス・スチールの
メリット&デメリット

ジョイント金具には、ステンレス製があります。201ステンレスと304ステンレスは、どちらもオーステナイト系に分類される代表的なステンレス鋼ですが、成分割合(特にニッケルとマンガン)の違いによって耐食性やコスト、加工性が大きく異なります。スチール製(防錆処理なしの一般的なスチールを想定)は、ステンレス製に比べコストパフォーマンスがよいといわれています。
では、それぞれの素材のメリット・デメリットを下記比較表にまとめてみました。

ジョイント金具の材質別比較表
201ステンレス・304ステンレス・スチールのメリット・デメリット

項目 201ステンレス 304ステンレス スチール
コストパフォーマンス △ × 〇
耐食性(錆びにくさ) △ 〇 ×
強度 △ △ 〇
屋内使用 〇 〇 〇
屋外使用 △ 〇 ×
湿気・水回り × 〇 ×
塩害 × △ ×
メリット 304より安価で、屋内などの腐食の少ない環境に適しています。 優れた耐食性があり、屋外や水回りなど幅広い環境で使用できます。 ステンレスより安価で、強度に優れています。
デメリット 304より錆びやすく、屋外や水に触れる場所には不向きです。 201ステンレスやスチールよりは高価で、コストを抑えたい場合には不向きです。 防錆処理を施していないので錆びやすく、屋外や水に触れる場所には不向きです。
おすすめ用途 屋内など、コストを抑えたい用途 屋外、水回りなど、耐食性を重視する用途 屋内など、強度とコストを重視する用途

※強度は材質だけでなく、板厚や加工方法などによっても異なるため、あくまで一般的な目安です。

長孔タイプのメリット&デメリット

位置調整穴付き、いわゆる長孔(ながあな)タイプのジョイント金具は、ネジ・ボルトなどを通す穴が円形ではなく、一定方向に細長く加工されている金具です。
通常の丸穴タイプでは、穴位置が固定のためネジ・ボルトを締め付ける位置が基本的に決まりますが、長孔タイプでは、ネジ・ボルトを締め付ける前に長孔の範囲内で位置をスライドさせて調整可能で、取り付け後でも穴位置を微調整出来ることが大きな特徴です。

長孔タイプのメリット・デメリット比較表

項目 メリット デメリット
位置調整 長孔の範囲内で取付位置を調整しやすい。 長孔の長さや方向によって、調整できる範囲に限りがある。
施工性 穴位置の多少のズレを吸収しやすく、現場で位置を合わせながら施工しやすい。 位置決めや調整に時間がかかる場合がある。
施工誤差への対応 下地や木材の穴位置に多少のズレをあっても、位置を調整して取り付けやすい。 大きなズレには対応しにくい場合がある。
固定性 取り付け位置を調整しながら、固定しやすい。 しっかりと固定するには、ボルト・ワッシャーなどが必要となる。
再調整 取り付け後、穴の位置を微調整出来る。 取り付けに時間がかかる。
コスト 穴位置の調整によって、現場での追加加工を減らせる場合がある。 一般的な丸穴タイプと比べ、製品によっては価格が高くなる場合がある。
用途 DIY、家具、棚など、位置調整が必要な幅広い用途に使用しやすい。 位置調整が活かしにくい場所には不向き。

長孔・丸穴タイプのメリット・デメリット比較

項目 長孔(位置調整穴) 丸穴
位置調整 〇 ×
取付位置の自由度 〇 ×
施工誤差への対応 〇 ×
固定位置の安定性 △ 〇
意図しない位置ズレの抑制 × 〇
締付け後の位置保持 × 〇
施工性 〇 ×

このように形状によって適した使い方が異なるため、まずは「どこをつなぐのか」「どこを補強・補修したいのか」を確認して、用途に合ったジョイント金具を選びましょう。


DIY初心者がジョイント金具(連結金具)を選ぶときのポイント

ジョイント金具を選ぶときは、「用途・サイズ・材質・色」の4つを確認するのがポイントです。
・用途で選ぶ:直線的につなぐならI字金具(フラット・ストレートタイプ)、コーナー部分の固定や補強・補修にはL字金具が適しており、T字金具は、T字部分の固定や補強・補修に適しています。
・サイズで選ぶ:木材の大きさや厚みに合わせて、金具のサイズを選びましょう。長孔タイプは、取り付け位置の調整出来て便利です。
・材質で選ぶ:使用場所に合わせて材質を選ぶことも大切です。一般的に304ステンレスは、耐食性(錆びにくさ)に優れているといわれています。
・色で選ぶ:銀色・黒色・黄銅色の3色から選べ、銀色はおもに明るい色合いの木材などになじみやすく清潔感のある印象に、黒色はおもに濃色系の木材に取り付けた際に目立ちにくく金具の存在を抑えた落ち着いた印象に、黄銅色は落ち着いた色合いで、一般的な銀色・黒色金具とは異なる外観が特徴です。

初めて購入する場合は、「何を作るのか」「どこに取り付けるのか」を決めてから、用途に合った金具を選ぶと失敗しにくくなります。

I字ジョイント金具のイメージ
L字ジョイント金具のイメージ
T字ジョイント金具のイメージ

ジョイント金具(連結金具)はどんなDIYに使える?

ジョイント金具は、さまざまなDIYに活用できます。おもに木材を使った工作や家具の製作と相性がよく、木材の連結や補強・補修に便利です。

・棚・収納の製作:木材を組み合わせて棚や収納スペースを作る際の固定に。
・家具の補強・補修:ぐらつきやすい部分や接合部分の補強・補修に。
・木工作品の製作:DIYで作るテーブルやラックなどの固定に。

このように、ジョイント金具は「つなぐ」「固定する」「補強する」といった作業に留め具として便利なアイテムです。I字・L字・T字・長孔など、用途に合わせて使い分けられます。

ジョイント金具(連結金具)の基本的な取り付け方

ジョイント金具の取り付けは、基本的な手順を押さえておけばDIY初心者でも比較的簡単に行えます。

  1. 取り付け位置を決める
    まず、木材などを組み合わせる位置を確認し、ジョイント金具を取り付ける場所を決めます。
  2. 金具を合わせる
    固定する部材に金具を当て、位置や角度を確認します。ズレがないように、取り付け前にしっかり確認しましょう。
  3. ネジ・ビスで固定する
    位置が決まったら、ネジやビスを使って金具を固定します。金具が浮いたりズレたりしないよう、しっかり取り付けます。
  4. 固定状態を確認する
    最後に、部材がきちんと固定されているか確認します。ぐらつきなどがないことを確認して完成です。

取り付ける場所や使用する素材によって適したネジ・ビスは異なります。金具のサイズや仕様も確認し、安全に配慮しながら作業を行いましょう。

ジョイント金具(連結金具)を使うときの注意点

ジョイント金具を安全かつしっかり使用するためには、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

  • 用途に合った金具を選ぶ
    固定する場所に合わせて、適切な形状・サイズの金具を選びましょう。
  • ネジ・ビスのサイズを確認する
    金具の穴や取り付ける素材に適したネジ・ビスを使用することが大切です。
  • 取り付け位置をしっかり確認する
    固定する前に位置や角度を確認し、ズレがないように取り付けましょう。
  • 使用環境を確認する
    屋外で使用する場合は、金具の材質や使用環境への適性を事前に確認しておくと安心です。

ちょっとした確認をするだけでも、取り付け時のミスを防ぎやすくなります。用途に合ったジョイント金具を選び、正しく取り付けてDIYを楽しみましょう。

まとめ・・・ジョイント金具(連結金具)でDIYをもっと手軽に!

ジョイント金具は、補強金具や連結金具とも呼ばれ、おもに木材などの連結・固定・補強・補修に活用できる、DIYに便利な金具です。
I字(ストレートタイプ)・L字(直角型・金折)・T字・長孔タイプなど、用途に合わせてさまざまな形状があり、材質も201ステンレス製・304ステンレス製・スチール製があり、色も銀色・黒色・黄銅色の3色があります。
選ぶ際は、「どこに使うのか」「どのように固定するのか」などの用途を考え、サイズ・色・材質などを事前に確認することがポイントです。
DIY初心者の方も、ジョイント金具を上手に取り入れることで、DIYのアイデアがさらに広がります。用途に合ったジョイント金具を選んで、手軽なDIYに挑戦してみてください。




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