HEPAフィルターは水洗いできない?水洗い可能で交換コストを削減する静電フィルター搭載空気清浄機を紹介

高性能な空気清浄機、その「隠れたコスト」に気づいていますか?
ウイルスや微粒子などの対策、PM2.5、花粉、ハウスダストなど、空気中の汚染物質に対する意識が高まる中、
医療・介護施設、学校、オフィス、飲食店など、さまざまな環境で高性能な空気清浄機の導入が進んでいる傾向にあります。
一方で、その導入・運用にあたっては、見えにくい維持コストが課題となるケースも存在しています。
特に「高性能=高コスト」という構造的な問題は、設備管理や経営面で重要な検討要素となりつつあります。

高性能フィルターが抱える構造的な課題
現在主流の高性能空気清浄機には、HEPAフィルターや活性炭フィルターが広く採用されています。
これらは優れた捕集性能を持ちますが、その特性上、定期的なフィルター交換が必要です。
HEPAフィルターの仕組みとコスト構造
HEPAフィルターは、微細なガラス繊維を高密度に組み合わせた構造を持ち、
PM2.5やウイルスを含む微粒子を高効率で捕集しますが、その構造が維持コスト増加の要因にもなっています。
- 目詰まりの発生:捕集された粒子が蓄積することで空気抵抗が増加し、風量や性能に影響が出ます。
- 水洗い不可:水洗いを行うと繊維構造が損なわれ、性能を維持できなくなります。
- 活性炭フィルターの劣化:脱臭用のフィルターも吸着力が飽和し、定期的な交換が必要となります。
このように、フィルターの「使い捨て」を前提とする構造が、
運用コストやメンテナンス負担の増大につながっています。
フィルター交換がもたらすランニングコスト
メーカーが提示する交換目安は、あくまで定められた特定の試験環境 を基準としています。
参考:一般社団法人日本電機工業会 Q&A (よくある質問)
実際の利用環境は、粉塵や人の出入りの多さなどにより、その基準から大きく変動 するため、交換サイクルが短くなる可能性もあります。
(1)事業者におけるTCO(総保有コスト)の増加
高性能化や多層構造化に伴い、交換フィルターの価格が高くなるケースも見られます。
複数台を導入している施設では、交換費用の累積が初期導入費を上回る場合もあります。
このため、空気清浄機のTCO(Total Cost of Ownership)は、経営面で重要な検討項目の一つとなっています。
(2)性能低下による衛生管理上の懸念
フィルターが目詰まりを起こした状態では、
空気清浄機が持つ本来の性能を十分に発揮できなくなる場合があります。
交換時期を過ぎた状態での使用は、衛生環境の安定維持を難しくする要因となり得ます。
洗えるフィルター搭載の高性能空気清浄機
この高額なメインフィルター交換コストという課題を解決する、水洗い可能な静電フィルターを搭載した空気清浄機を紹介します
家庭・客室・オフィスなどの28畳まで対応!BS-AIR400
従来の高性能な空気清浄機につきものだった高いフィルター交換費用を、このモデルなら大幅に削減できます。メインフィルターは水洗いして繰り返し使えるため、定期的な洗浄によって清浄性能を維持できます。静音モード(睡眠モード)も搭載しているため、長時間の利用でも音が気になりにくく、長期的なランニングコストを抑えたいご家庭や小規模な業務用空間におすすめなモデルです。
病院・会議室などの大空間43畳まで対応!BS-AIR600
高額なメインフィルターの交換費用を抑えられる設計を採用しています。非常に頑丈な設計で、24時間つけっぱなしでの連続稼働にも対応し、大空間のニーズに応える高い清浄能力を発揮します。高性能を維持するために必要なのは、ニオイを取る活性炭フィルターの定期交換と、本体ランプが教えてくれるメインフィルターのクリーニングのみです。コストと衛生管理の安定化が求められる大規模施設におすすめです。
よくある質問
長期的な総保有コスト(TCO)の削減が期待できます。交換用メインフィルターの購入費が不要になるため、特に多台数を長期間運用する施設では数年単位でコスト効果が見込まれます 。費用対効果は使用環境の汚れ具合に大きく左右されますが、交換頻度が高いほど削減効果は大きくなります。
高い衛生意識と清潔な空間を提供できます。本製品は、水洗いで常に清潔な状態を維持できます。洗えるメインフィルターは清浄性能を維持しやすく、使い捨てフィルターの衛生上の懸念を軽減できます。これにより、「常に最適な清浄度を維持している」という高い安心感をアピールできます。
集塵フィルターの交換費用と比較してご検討いただくことを推奨します。水洗いの手間は増えますが、その作業自体は洗浄と乾燥が中心です。交換用フィルターの発注・在庫管理・廃棄といった手間や費用が削減できるため、トータルで見た人件費を含めた間接費用削減効果を評価してください。
フィルターモジュールの取り出しから水洗い作業完了までは約10分程度で完了します。洗浄と乾燥の時間を分ける必要がありますが、その後、故障や性能低下を防ぐため、水洗い後の部品は必ず完全に自然乾燥させてください。乾燥時間は環境によりますが、計画的な運用のため予備のフィルターユニットを用意される施設もございます。お手入れの頻度は、設置環境に大きく左右されますが、本体のランプ(フィルター清掃ランプ)が点滅した際を目安としてクリーニングを行ってください。
いいえ、洗浄により性能を回復させやすく、安定した清浄度を維持できます。メインフィルターは、電源を切った状態でも捕集した粒子が落ちにくい構造になっています。
高い衛生管理とコスト効率が求められる施設を主要な使用範囲としています。本製品は、病院、学校、家庭、ホテル、オフィスなど、密閉空間の空気清浄を目的とした幅広い場所での使用を想定して開発されています。ご利用の部屋の広さ(適用面積)を確認し、それに合ったモデルをお買い求めください。
はい、常時稼働を想定した高い耐久性を有しています。電気で汚れを集めるメインフィルターの寿命は20,000時間(連続運転で約2.28年)と設計されており、長時間連続稼働が求められる業務用環境での使用に耐えうる仕様です。長期的な性能維持のため、定期的な洗浄・メンテナンスサイクルを厳守いただくことが重要です。
感電防止のための安全手順を徹底してください。洗えるメインフィルターを取り出す前に、必ず電源を切り、3分間放置し、放電を待ってから清掃を行ってください。また、脱臭用の活性炭フィルターは水洗い不可であり、使用期間の目安は1年ごとの交換が推奨されています。
空気清浄機を「設備」から「運用コスト構造」として考える
空気清浄機は、今や感染症対策や衛生管理の一環として多くの事業分野で導入が進んでいます。
しかし、従来のフィルター交換型機種では、維持コストや交換管理の負担が運用上の課題となる場合があります。
今回紹介した空気清浄機は、
洗浄再利用が可能な静電フィルターを採用することで、
衛生的な空気環境の維持と、長期的なコスト効率の両立をサポートします。
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