空き巣は下見をする?兆候の見抜き方と防犯カメラ対策を徹底解説

空き巣の犯行は突然押し入られるのではなく、事前に下見をしてから実行されるケースが多いといわれています。犯人は周囲を歩いたりインターホンを鳴らしたりして、生活のリズムや防犯の甘さを探ります。こうした動きは一見すると日常の出来事に紛れてしまいますが、注意深く観察すればいつもと違う不自然な行動として気づけることもあります。

本記事では、下見の兆候の見抜き方から、不審な行動や痕跡を見つけたときの正しい対応、そして防犯カメラを活用した具体的な防犯策までを解説します。

1. 空き巣の「下見」とは何か

空き巣は侵入に先立ち、ターゲットを選ぶために周囲を観察します。チェックされやすいのは次のような点です。

  • 留守かどうか: 例:インターホンを押して応答の有無を確かめる。郵便物の溜まり具合を確認する。
  • 侵入しやすい場所があるか: 例:窓や勝手口が無施錠になっていないか、塀や植栽が高く死角になっていないか、足場になる物が置かれていないか。
  • 逃走しやすいか: 例:裏口や細い路地がある、周囲に人目が少ないなど、逃げやすい環境かどうか。

こうした観察を踏まえて、犯人は「入りやすさ」と「逃げやすさ」を天秤にかけ、狙うかどうかを判断します。

2. よくある兆候と確認ポイント

  • 繰り返されるインターホンや無言電話(在宅確認): インターホンを鳴らしたり無言電話をかけたりして、在宅・不在のタイミングを探る手口があります。留守かどうか確認されている可能性もあるため、不審な場合はインターホン越しで静かに対応するのが安全です。
  • 同じ人物・車両の周回や滞在: 同じ人や車が繰り返し見られる「張り付き行為」は監視や偵察の疑いがあります。不審だと感じたら、早めの通報をおすすめします。
  • 郵便物や新聞の長期滞留: 郵便物やチラシなどが大量に溜まっていると、長期不在と判断される可能性があります。長期間の外出時は事前に配達停止などを手配しておきましょう。
  • 玄関周辺の「マーキング」(記号・シール・小石など): 玄関、ポスト、勝手口周辺に見覚えのない記号、シール、小石、チョークの印などがあったら要注意です。これらは下見の際に、犯罪グループ間で情報共有するための「マーキング」である可能性があります。見つけた際は証拠として写真を撮影し、警察に相談をしましょう。

3. 狙われやすい家・店舗の傾向

空き巣にとって「侵入しやすい環境」は大きな狙い目になります。以下のような特徴があると、被害のリスクが高まるため注意が必要です。

  • 無施錠: 被害要因として最も多いのが「鍵をかけ忘れた状態」です。玄関や勝手口はもちろん、2階の窓や裏口なども忘れずに施錠しましょう。短時間の外出でも「必ず鍵をかける習慣」を徹底することが第一歩です。
  • 見通しが悪い/足場が豊富: 高い塀や茂った植栽、物置や脚立などがあると、犯人にとっては「隠れる場所」や「侵入の足場」になります。敷地内はできるだけ整理整頓し、植栽は剪定して死角を減らしましょう。外からの視認性を確保することが抑止につながります。
  • 生活パターンが読みやすい: 毎日決まった時間に無人になる家は狙われやすくなります。長期不在だけでなく、日常の外出でも「不在がわかりやすい」状況を避けることが大切です。照明のタイマーや在宅感の演出、近所への声掛け・見守りを活用して、「人の気配がある」ように見せる工夫を取り入れましょう。

4. 今日からできる基本対策

空き巣に狙われにくい環境をつくるには、「見られる」「音がする」「時間がかかる」状態を組み合わせることが効果的です。今日から取り入れられる具体的な対策をまとめました。

  • ツーロック: 玄関や勝手口、窓には補助錠を追加し、解錠に時間をかけさせましょう。短時間の外出でも必ず施錠する習慣をつけることが基本です。
  • 目と光: 防犯カメラやセンサーライトを設置して「常に見られている」環境をつくります。特にカメラは出入口など見える位置に設置すると、心理的な抑止効果が高まります。
  • 音: 敷地に砂利を敷く、ドアや窓にアラームを設置するなど、侵入時に音が出る仕組みを備えることで、犯人にとって大きなリスクになります。
  • 時間稼ぎ: 防犯性能の高い建物部品や防犯フィルムを取り入れて、破壊や解錠に時間がかかる環境を整えましょう。侵入に時間をかけさせることが「諦めさせる」最大のポイントです。
  • 在宅対応の徹底: 来訪者には必ずインターホン越しに対応し、ドアを開ける場合もドアチェーンやドアガード越しにとどめましょう。知らない訪問者に対しては無理に応対せず、不審に思ったら迷わず警察に相談してください。

ここまで紹介したように、空き巣を防ぐには「時間をかけさせる」「音や光で気づかせる」といった複数の工夫を組み合わせることが大切です。

防犯カメラのイメージ

空き巣が最も嫌がる「見られる環境」と「時間がかかる環境」

時間がかかる環境
補助錠や防犯フィルム、防犯性能の高い建物部品(CP部品)を導入して解錠や破壊に時間を要するようにすれば、それだけで犯人にとって大きなリスクとなります。実際、侵入に5分かかると約7割、10分以上かかるとほとんどの犯人が諦めるといわれています。

見られる環境
地域の目やセンサーライトに加え、特に効果的なのが防犯カメラです。設置されていること自体が「記録されているかもしれない」という心理的なプレッシャーとなり、狙われにくい家・店舗づくりにつながります。

次の章では「見られる環境」を強化するための防犯カメラについてご紹介します。証拠力と抑止力を兼ね備えた最新機種をどのように選び、どこに設置すれば効果的なのかを具体的に解説していきます。

5. 防犯カメラが効く理由と、選び方・設置の考え方

なぜ防犯カメラが有効なのか

防犯カメラは「犯行の証拠を残す」だけでなく、「設置されていること自体が抑止力」になります。侵入に迷う犯人は、「見られているかもしれない」「記録が残るかもしれない」と感じることで、犯行を避ける傾向があります。特に最近は高画質化・ネットワーク化が進み、万一の際に迅速に映像を活用できる体制を整えやすくなっています。

選び方のポイント

  • 設置場所と目的を考える:玄関・駐車場・裏口など、侵入経路になりやすい場所を優先。
  • 記録の鮮明さ:人物の顔や車のナンバーなど、特定につながる情報を残せるか。
  • 夜間対応:暗所でもしっかり記録できる性能があるかどうか。
  • 設置の見やすさ:カメラは「隠す」より「見せる」ほうが抑止力が高いケースも多いです。

設置の考え方

  • 玄関や駐車場は「人が必ず通る導線」をカバー。
  • 死角や裏口は「侵入経路をふさぐ」意識で。
  • 必要に応じてセンサーライトと組み合わせ、見られている・明るい環境を演出。

6. 夜間でも「カラー」で証拠を残す、最新防犯カメラの強み

ここからは、弊社おすすめの防犯カメラ BS-2FG2W47J2-OVX/VO をご紹介します。

このモデルは、従来の防犯カメラの弱点を克服し、証拠力と抑止力を兼ね備えた最新機種です。暗所でも鮮明なカラー映像を記録できるだけでなく、ストロボライトやオーディオアラームによる即時警告機能を搭載し、「見られる環境づくり」に強く貢献します。

  • 夜間も鮮明なカラー映像 従来の赤外線カメラでは、夜間は白黒での記録が一般的でした。しかし本機は、大口径レンズと高感度センサー、さらにやわらかい可視光補助灯を組み合わせることで、暗所でもカラーで撮影可能。衣服や車体の色、持ち物など、白黒映像では失われがちな情報まで確実に残せます。
  • 防犯カメラによる夜間カラー撮影

  • ナンバープレートがつぶれにくい 赤外線方式では、ナンバープレートが光を反射して白飛びし、文字が判別できなくなることがあります。本機は可視光カラー撮影方式により、この問題を解消。夜間でもナンバープレートを鮮明に記録できるため、駐車場や出入口の監視に最適です。
  • 夜間でもナンバープレートが視認可能な防犯カメラ

  • ストロボライトとオーディオアラームによる即時抑止 不審者を検知すると、ストロボライトと音声アラームで警告を発する機能を搭載。映像を記録するだけでなく、その場で犯行を思いとどまらせることができる点が大きな特徴です。能動的に働きかけることで、単なる「監視」から「予防」へと進化した防犯手段といえます。
  • ストロボライトによる威嚇

  • 抑止力と証拠力の両立 鮮明なカラー映像による高い証拠力と、ストロボ・アラームによる即時的な抑止力をあわせ持ち、犯人にとって“最も避けたい環境”をつくり出すことが可能です。
  • 夜間カラー撮影が可能な防犯カメラBS-2FG2W47J2-OVX/VO

空き巣対策を強化したいとお考えの方にとって、この最新カメラは心強い選択肢となります。ぜひこの機会にご確認ください。

7. まとめ

空き巣は無計画に侵入するのではなく、下見を通じて「入りやすさ」や「逃げやすさ」を見極めています。

そのため、日常の中で不審な兆候に気づく意識を持ち、「時間をかけさせる」「音や光で気づかせる」「見られていると感じさせる」といった複数の対策を組み合わせることが重要です。

特に、防犯カメラは証拠力と抑止力を同時に発揮する強力な手段です。夜間でも鮮明なカラー映像を残せる最新機種や、アラーム・ストロボ機能を備えたタイプを活用することで、被害を未然に防ぐ可能性がさらに高まります。

防犯は「やりすぎ」ではなく「備えあれば憂いなし」です。ご自宅や店舗の環境を改めて点検し、弱点をひとつずつ減らすことが安心につながります。

ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、日常生活に取り入れてみてください。

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