土壌栄養素(窒素・リン・カリウム) 測定器セット BS-SC-LY60789

特徴オススメポイント

・土壌中の3大栄養素である窒素・リン・カリウムの濃度を簡単に測定できます。
・酸化還元反応電位を検出するプローブにより、三大栄養素の濃度を測定できます。
・測定精度が高く、迅速（30秒)に測定できます。
・高解像LCDディスプレイ、白色バックライト採用で、測定値の表示は大きく鮮明です。
・金属ケース入りで、プローブの劣化を防止する保管環境と、携帯、運搬時の安全性を提供します。
・軽量(130g)で、防水性能(IP67)を持つので、どのような環境でも使えます。
・様々な作物の栽培、生育の場に適用できます。

用途

土壌の窒素、リン、カリウムの含有量を定期的に測定することで、作物に必要な栄養素の補給状態を把握できます。
農業栽培、ハウス栽培、園芸栽培、果樹園栽培などに広く適用できます。また、土壌分析の研究用にも使えます。​

使用方法
通常測定方法

1. プローブを時計回りに回して土に差し込みます
2. 約30秒後に安定した値を読み取ります
3. 土壌の異なる場所で何回か測定して平均化処理して測定精度を上げてください。

精密測定方法

1. 水と土を5：1でよく混ぜます。
2. 試験する容器の深さの半分まで垂直に挿入します。
3. 値を読み取るまで 10 秒待ちます

操作手順

1. 電源ボタンを押して電源を入れます
2. 土壌測定点に純水（または蒸留水）を深さ10cm以上注ぎ（最適湿度は70～80％）
3. 湿った土壌に金属プローブを一定の深さまで挿入します。約 10 秒に測定値を読み取ります。
4. 土の緻密さは測定値の誤差に直接影響しますので、測定点を変えて多点測定を行い平均値を求める必要があります。
5. 各測定後は、機器がゼロ値の表示に戻るまで、直ちに金属プローブの表面をペーパータオルまたは研磨パッドで拭きます。

校正方法:
機器は工場出荷前に校正されているため、ユーザーが再校正する必要はありません。

解説資料

土壌の窒素（N）は作物の成長にとって重要な栄養素で、作物の根から直接吸収され、作物の成長と発育に重要な役割を果たします。
農業生産では、土壌中の利用可能な窒素の含有量に応じて窒素肥料を施用することで、作物に十分な窒素が供給されり、作物の収量と品質が向上します。

土壌のリン（P）は作物の根の成長と発達に不​​可欠で、リンは植物の根の伸長と分枝を促進し、水と栄養素を吸収する根の能力を高め、それによって作物の耐乾燥性と耐病性を改善します。 また、速効性リン酸肥料は花芽の分化・結実を促進し、果実の量や品質を高める効果もあります。
農業生産では、土壌中の利用可能なリンの含有量と作物のニーズに応じてリン肥料を施用することで、作物の収量と品質が向上します。

土壌のカリウム（K）は作物の成長と品質にとって非常に重要です。カリウムは、作物の窒素、リン、その他の元素のバランスをとり、植物タンパク質と炭水化物の合成を促進し、作物のストレス耐性を向上できます。農業生産では、カリウム肥料はさまざまな方法で施用され、元肥、追肥、または葉面肥料として使用できます。土壌中の利用可能なKの含有量と作物のニーズに応じて、カリウム肥料を適用することで、作物の収量と品質が向上します。

注意事項

1. 酸化や水の浸入を避けるため、機器の金属プローブを土壌やペースト状の土壌 (その他の測定媒体) に長時間挿入しないでください。酸化や水の浸入により、金属表面やプローブの内部構造が損傷し、測定精度や確度が低下します。機器を使用するたびに、金属プローブの表面に残った残留物をペーパータオルまたは研磨パッドで徹底的に掃除し、金属プローブの表面の水分をペーパータオルで吸収する必要があります。
2. 使用後は、電源オン/オフボタンを押して電源を切り、バッテリの消費を防いでください。
3. 機器を保管するときは、金属プローブの保護キャップをかぶせ、金属プローブの表面を手で直接こすらないようにして、清潔で乾燥した状態に保ち、磁性体やその他の金属製物体から遠ざけてください。
4. 使用中は電極を土壌に挿入し、硬い物体との衝突を避けるようにしてください。
5. バッテリー低下アラームが鳴ったら、バッテリーを交換してください。

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